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冬キャンプの快適さは、テントの素材で大きく変わります。
「朝起きたらテントの内側がびっしょり濡れていた」という結露の失敗は、素材の特徴を知っておくと減らせます。
先に結論を書きます。
結露を少しでも減らしたいなら、TC(ポリコットン)が有力です。
軽さや雨の日の扱いやすさを重視するなら、ポリエステルが向いています。
この記事では、TC・ポリエステル・ナイロン・コットンの4つの素材を比べます。
あわせて、素材より効くこともある冬の装備や、暖房を使うときの注意点もまとめました。
ひと目でわかる素材の比較
| TC(ポリコットン) | ポリエステル | ナイロン | コットン | |
|---|---|---|---|---|
| 結露のしにくさ | ◎ | △ | △ | ◎ |
| 軽さ | △ | ○ | ◎ | × |
| 雨の日の扱いやすさ | △ | ◎ | ○ | × |
| 火の粉への強さ | ○ | × | × | ○ |
| 手入れのしやすさ | △ | ◎ | ○ | × |
| 価格の傾向 | やや高め | 手頃 | 高め | 高め |
※一般的な傾向です。
同じ素材でも、生地の厚さや加工によって性能は変わります。
冬キャンプでテントの素材が大事な理由
テントの結露は、テントの中と外の温度差と、テント内の湿度で起こります。
人の呼吸や体から出る水分、調理の湯気などで、テントの中の空気は湿っていきます。
その湿った空気が、外気で冷やされた生地に触れると、水滴になって生地につきます。
冬は外の気温が低いため、中と外の温度差が大きくなり、結露が起こりやすくなります。
生地が湿気を通すかどうかで、結露の出方が変わります。
そのため、冬キャンプでは素材選びが快適さを左右します。
TC(ポリコットン)とは|結露に強いが、重くて手入れに手間がかかる
TCは、ポリエステルとコットン(綿)を混ぜて織った生地です。
「テトロン・コットン」の略で、ポリコットンとも呼ばれます。
ポリエステル65%・コットン35%前後の配合が多いと言われています。
TCテントについては、次のような声があります。
- 湿気を通しやすいため、ポリエステルのテントより結露しにくいという声がある。
- 生地が厚く、遮光性が高いという声がある。
- 火の粉で穴が開きにくく、焚き火や薪ストーブと相性が良いという声がある。
- ポリエステルのテントと比べて、重くてかさばるという声がある。
- 価格が高めになりやすいという声がある。
代表的なTCテントは、次の記事で紹介しています。
TCテントは雨に弱い?
TCテントは、雨の日に注意が必要だという声があります。
生地が水を吸うと重くなり、撤収や持ち運びが大変になるという声があります。
縫い目やファスナー、面ファスナーなど、水を吸いやすい部分から雨水が入ることがあるという声もあります。
一方で、雨がまったく使えないわけではありません。
雨の日は、撤収後にしっかり乾かす前提で使う人が多いようです。
雨の予報が多い時期は、ポリエステルのテントと使い分けるのも一つの方法です。
TCテントの乾かし方とカビ対策
TCテントは、濡れたまましまうとカビが生えやすいと言われています。
メーカーの取扱説明書でも、完全に乾かしてから保管するよう案内されています。
乾かし方としては、次のような方法が紹介されています。
- 撤収前に、タオルで水滴や汚れを拭き取る。
- 帰宅後に、物干しやベランダで広げて干す。
- 干す場所がなければ、室内でテントを広げ、エアコンや除湿機で乾かす。
- 乾いたら、直射日光の当たらない、風通しの良い場所で保管する。
ポリエステル|軽くて雨に強いが、結露しやすい
ポリエステルは、多くのファミリーテントやドームテントに使われている素材です。
表面にコーティングをして、高い防水性を持たせているものが多いです。
ポリエステルの主な特徴は、次のとおりです。
- 軽くて、設営や撤収が楽。
- 雨や雪に強く、濡れても乾きやすい。
- 湿気を通しにくいため、結露しやすい。
- 火の粉に弱く、穴が開きやすい。
秋でも結露は普通に出る
私は冬にキャンプへ行くことはあまりありません。
ただ、秋のキャンプでも、ポリエステルのテントには結露が普通に出ます。
2ルームテントでは、前室全体に結露が出ていました。
1ルームのテント(コールマン ツーリングドームエアーLX+)でも、外側の生地が結露していました。
秋でこの状態なので、気温がさらに下がる冬は、結露への対策が欠かせないと考えています。
ポリエステルのテントを冬に使うなら、このあと紹介するスカートやベンチレーション、換気をあわせて考えておくと安心です。
代表的なポリエステルのテントは、次の記事で紹介しています。
ナイロン・コットン|特徴を知っておきたい素材
ナイロン
ナイロンは、山岳用テントや軽量なテントによく使われる素材です。
ナイロンについては、次のような声があります。
- ポリエステルより軽く、引き裂きに強いという声がある。
- 価格が高めになりやすいという声がある。
- ポリエステルと同じく、結露しやすく、火の粉に弱いという声がある。
- 濡れると生地が少し伸びるため、雨の日は張り直しが必要になることがあるという声がある。
荷物をできるだけ軽くしたいソロキャンプや、徒歩での移動が多いキャンプで選ばれることが多い素材です。
コットン
コットンは、綿100%の生地です。
ベルテントなど、雰囲気を重視したテントで使われています。
コットンについては、次のような声があります。
- 湿気を通しやすく、結露しにくいという声がある。
- 火の粉に強く、焚き火との相性が良いという声がある。
- 重く、乾きにくく、手入れに手間がかかるという声がある。
- 濡れると繊維がふくらんで、すき間がふさがり、水を通しにくくなるという声がある。
素材より効くこともある冬の装備
スカート
スカートは、テントの裾にある布で、地面とのすき間をふさぎます。
冷たい風がテントの中に入りにくくなります。
私がよく使う2つのテントは、どちらもスカート付きです。
スカートなしのテントと比べると、風が入ってこない分、全然違うと感じました。
冬キャンプ用にテントを選ぶなら、素材と同じくらい、スカートの有無を確認しておきたいポイントです。
ベンチレーション(換気口)
ベンチレーションは、テントの中の湿った空気を外に逃がすための換気口です。
結露を減らすには、寒くても換気口を開けて、空気の通り道をつくることが大切だと言われています。
サーキュレーターで空気を動かすのも、結露対策として紹介されることが多い方法です。
ダブルウォール
ダブルウォールは、インナーテントとフライシートの二重構造のテントです。
フライシートに結露が出ても、インナーテントがあるため、寝ている場所が濡れにくくなります。
1枚の生地だけのシングルウォールのテントは、冬は結露しやすいと言われています。
生地の厚さと耐水圧
生地の厚さは、糸の太さを表す「D(デニール)」で示されます。
数字が大きいほど、糸が太く丈夫な生地になります。
耐水圧は、生地がどのくらいの水の圧力に耐えられるかを示す数値です。
キャンプ用テントでは、フライシートで1,500〜2,000mm程度あれば、一般的な雨に対応できると言われています。
ただし、数値が高いほど湿気を通しにくくなる傾向もあるため、高ければ良いとは限りません。
暖房を使うときの注意
冬キャンプでは、ストーブなどの暖房を使う人も多いです。
ただし、テントの中で燃焼式の暖房を使うと、一酸化炭素中毒の危険があります。
多くのメーカーは、テント内での燃焼器具の使用を禁止または注意喚起しています。
暖房を使う場合は、次の点を確認してください。
- 使う器具とテントの取扱説明書で、テント内で使えるかを確認する。
- 換気口を開け、空気の通り道を確保する。
- 一酸化炭素チェッカーを用意する。
- ポリエステルやナイロンのテントは、火の粉で穴が開きやすいため、薪ストーブや焚き火との距離に注意する。
よくある質問
Q. TCとは何ですか?
A. ポリエステルとコットンを混ぜて織った生地のことです。
ポリコットンとも呼ばれます。
結露しにくく火の粉に強い一方で、重くて乾きにくいという声があります。
Q. TCテントは雨に弱いですか?
A. 使えないわけではありませんが、雨の日には注意が必要だという声があります。
水を吸うと重くなり、乾きにくくなるため、撤収後にしっかり乾かすことが大切です。
Q. ポリエステルのテントの結露は、どうすれば減らせますか?
A. 換気口を開けて空気の通り道をつくることや、サーキュレーターで空気を動かすことが、よく紹介される方法です。
ダブルウォールのテントを選ぶと、結露が出ても寝る場所が濡れにくくなります。
Q. 秋でも結露はしますか?
A. 私の経験では、秋でもポリエステルのテントには普通に結露が出ます。
2ルームテントでは前室全体に、1ルームのテントでも外側の生地に結露が出ていました。
結論:過ごし方別のおすすめ素材
結露を減らして、焚き火も楽しみたい人
TC(ポリコットン)のテントが候補になります。
冬キャンプ向けのテントは、次の記事にまとめています。
→ 冬キャンプ用テントおすすめ7選
軽さや、雨の日の扱いやすさを重視したい人
ポリエステルのテントが向いています。
スカート付き、ダブルウォールのモデルを選ぶと、冬でも使いやすくなります。
→ キャンプテントのおすすめブランド比較
荷物をできるだけ軽くしたい人
ナイロンのテントが候補になります。
テントが決まったら、ほかの道具もそろえておきましょう。
→ ファミリーキャンプの必需品10選
まとめ
冬キャンプのテント素材は、「結露のしにくさ」と「扱いやすさ」のどちらを重視するかで選びます。
結露を減らしたいならTC、軽さと雨への強さならポリエステルが基本です。
ただ、素材だけで快適さが決まるわけではありません。
スカート、換気口、ダブルウォールといった装備も、冬の快適さを大きく左右します。
各テントのサイズ感や設営のしやすさは、それぞれの紹介記事も参考にしてください。
※価格・仕様は変わることがあります。
購入前に、メーカーの公式情報を確認してください。
この記事を書いた人
キャンプ歴約5年、通算20〜30回ほど妻と二人でキャンプを楽しんでいます。
実際に使っているギアと、まだ使ったことのない製品はリサーチに基づいて、正直に情報を発信するよう心がけています。
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